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泥棒被害からあなたを守る〜まじめな!?元お巡りさんの話〜

佐藤直希氏 元警察官であり現在は大家業を営む佐藤氏が、
住宅を泥棒などの被害から守るノウハウと、効果のある防犯対策を大公開!
防犯のエキスパートとして、住人を守る大家として、
体験談を交えながら皆様にお伝えします。
最終回 快適なマイホームライフをおくる為に大切なこと
公開日 2009/3/13
これまで泥棒の実態や特徴を説明し、どのような防犯グッズを選ぶと安価で効果的かということや住まいを選ぶ際の土地選び、安全な家の作り方、マンション・一戸建て住宅の防犯住宅への変身方法を述べてきました。
当コラム最終回は泥棒被害以外の生活上の不安について取り上げようと思います。
 
泥棒被害以外の生活上の犯罪
皆さんの身の回りで起こりうる事で「犯罪までに至らない行為」に悩んでいる方が多いと思います。
例えば、ストーカーや近隣トラブルからの嫌がらせ、様々ないたずら、交通上のトラブルなど挙げればキリがありません。
警察や行政に相談するには大げさすぎるのではないか・・・などと思っている方が案外多いかもしれません。そんな方の参考になればと思います。
 
ストーカーについて
平成11年の埼玉県桶川市で発生したストーカー(つきまとい)による殺人事件をきっかけに平成12年ストーカー規制法が成立しました。 これは恋愛や好意、また、それらによるうらみの感情を満たす目的でのつきまとい、面会・交際の強要などのストーカー行為を規制するものです。

恋愛感情から発展し、愛感情から嫌悪、憎しみの感情に変わり、つきまとい暴力行為に発展します。このような場合、すぐに警察に相談した方が良いことは皆さんご存じだと思います。

さて問題はここから・・・

仮に相談した警察官の対応に不安がある場合どのようにしたらよいのでしょう?
結論から言うと、違う場所に再度相談に行った方が良いと思います。 違う場所とは、例えば交番に相談して対応した警察官に不安を感じた場合は交番を管轄する警察署に。警察署でも不安だった場合は本部(安全センターなど)といった具合です。
相談した警察官を増やす分だけ提案された対策も増えることになりますので、その中から一番良い物を選ぶことが出来ます。

また相談することが目的ではなく解決が目的ですのである程度警察にも動いてもらわなければなりません。悲しいことですが警察は相談を上部に上げれば上げるほど具体的に動くようです。
 
近隣トラブルによる嫌がらせ
ほとんどの事件は、このような小さなものから発展しています。その中でも相談が多いのは近隣トラブルによる嫌がらせです。
近隣トラブルの原因には様々なものがありました。アパートであれば上下階の騒音問題、駐車問題、共用部分の使い方。一戸建てであれば土地の境界問題、騒音問題等々。

アパートなど賃貸住宅であれば、どちらか一方が引越すことにより解決してしまうことが多いのですが、一戸建ての場合は簡単に引越すわけにはいきません。ちょっとした意見の対立やコミュニケーション不足から発展した不信感が、いつしか相手に対する憎しみへと変わり嫌がらせの行動に移ります。
最初は些細な嫌がらせに始まり段々エスカレートしていくと、例えば「騒音おばさん」のように「異常者」を通り越し「犯罪者」となってしまいます。

こうした「異常者」の矛先である「被害者」は長期間に渡って被害を受け続けることが多く、「異常者」を「犯罪者」として立証するには、被害者が複数回の嫌がらせを記録するような作業が必要となる場合が多いのです。
ですから近隣トラブルによる嫌がらせにお悩みの方は、
「いつ、だれが、何をしたか」
を記録しておくことをお勧めします。その記録を元に警察に行けば対応は違ってくるはずです。


しかし、相手を犯罪者として立証しても根本的な解決にはならないことを忘れては行けません。民生委員や警察など行政(警察は司法以外にも行政としての役割もあります)を間に入れてお互いの意見を述べ合う方が解決に繋がりやすいことはいうまでもありませんので、まず第三者に相談することから始めましょう。

------------------------------体験談------------------------------
私が現職の時に経験した近隣トラブルで特徴的だったのが、トラブルの前はお互い非常に仲の良い関係であったことです。
仲が良かった隣近所でどちらかに相続が発生した際、土地の境界について確定しなければならず、亡くなった家人から「聞いた」「言ってない」から始まり、「境界は1pこっち、いやあっち」とトラブルとなっていたものがありました。
当事者が亡くなっている場合は長引きます。折角仲の良かった隣同士も裁判沙汰となり断絶状態で解決には時間がかかりました。

上記の例とは逆に、その日のうちに解決となったものもあります。
非常に仲の良い関係がゆえ、隣人の趣味で木彫りを掘る際の音をやめて欲しいと言い出せず同じ音を出して騒音であること知ってもらおうとしたところ、腹のさぐり合いとなりお互い嫌がらせに発展していたものでした。
私を第三者にして、後ろ向きなことは言わない、前向きなことだけ意見を交換すると約束させ当事者同士話し合いをさせたところ、わだかまりが解け即解決となりました。

トラブルの原因は大体コミュニケーション不足です。夫婦げんかもそうです。
私の解決法は「後ろ向きなことは言わない、前向きなことだけ意見を交換する」ことですが、大抵はその前に
「ごめんなさい」してしまいます(^^;
 
以上全10回にわたり住まいの防犯をテーマにしたこのコラムを通じ、皆さんが少しでも「犯罪は他人事ではない」と感じていただき、実際に防犯対策を実行に移すことで1件でも泥棒被害がなくなれば幸いです。
最後まで当コラムにお付合いいただきありがとうございました。

バックナンバー
第1回 他人事では決してない!泥棒の実態(前編)
第2回 他人事では決してない!泥棒の実態(後編)
第3回 年々進化する!今時の泥棒
第4回 失敗しない防犯設備・グッズ(お手軽編)
第5回 失敗しない防犯設備・グッズ(検証編)
第6回 住む地域選びから始める防犯対策
第7回 警察官時代に感じた 安全な家の作り方
第8回 誰でもできる!防犯住宅への変身法(一戸建て編)
第9回 誰でもできる!防犯住宅への変身法(マンション編)
最終回 快適なマイホームライフをおくる為に大切なこと

プロフィール
佐藤直希氏
佐藤 直希
大学卒業後、民間企業に就職。5年間勤めた後、警察官へ転職。
地域課・生活安全課を経験し、窃盗犯・薬物犯の様々な手口を知る。
警察官として勤めながら、妻とともに不動産投資を開始。
現在は、7年勤めた警察官を退職し、大家業を営む。

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