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不動産投資の楽待

“収納力”から住宅を選ぶ方法

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
住み替えは、片づけやすい家にする絶好のチャンス。
そのチャンスを活かすため、収納力から住宅を選ぶ方法を、日本初の整理収納コンサルタント会社「ゆとり工房」代表、収納カウンセラーの飯田氏がお伝えします。
第2回 収納は多ければ、良い収納?
公開日 2009/4/8
収納は多ければ多いほど良い、と考えていませんか。
実はそれは間違いなのです。
では今回はどんな収納があれば片づく家になるのかをお伝えしましょう。
 
収納はしまうためにあらず。使うため。
収納の目的は何でしょうか?答えは、使うため。モノは何かをするために使う道具です。だからたくさん仕舞うためではなく、使いやすくするためなのです。
家を探すとき、建てる時、とにかく収納を多く・・・と考えませんか?

気持ちはわかりますが、無闇に収納量があると、使わないモノがどんどん溜まり、満杯になった時、大変な思いをします。
モノは手に入れる時はルンルン気分ですが、捨てる時は気分的につらく、多くのエネルギーが必要です。

だからこそ、多ければいいとは限らないのです。
 
収納には、「量」と「質」がある
収納に必要なのは、まず容積という「量」。その量がどの位置に、どのようなで、例えば引き出しなのか?棚なのか?出し入れしやすい奥行きなどサイズはどれくらい?
などという「質」の両者が必要です。

「量」と「質」

これらを住まいに求めるには、まず「量」は平面図で確認することができます。
また、「質」の一部奥行きサイズも平面図でわかります。

だから間取り図をよく見ることは大切です。「質」にあたる形やサイズは収納部分を正面から見た正面図で確認できます。

この質と量を意識して、家を選んだり、設計したりすると、「使いたいモノが、使いたい場所にある」が可能になります。

例えば、「アイロン掛けはリビングでしたい」と思ったら、リビングに収納を設けます。その他、薬箱や紙袋などもリビングにあると便利です。
そう考えると、リビングに必要な収納「量」が決まります。
また、入れる形は棚、サイズは奥行き60cm以内が適しています。
それが「質」ということになります。

収納は造作の場所と、家具を置く場所の2種類。
造作収納がなくても、置きたい位置に家具を置く壁面があれば収納量を増やせます。

しかし、よく「窓は大きくして明るく、収納もたくさん欲しい」という要望をお聞きしますが、窓が大きいとそれだけ壁面が少なくなり、家具が置けなくなるのでそれも注意が必要です。
 
収納率の盲点
住宅には収納率○○%という表示がよくありますが、それだけで収納が多い少ないと判断するのは片手落ちです。

例えば50m²の住まいの10%と200m²の10%とでは、当然ながら量が違います。

同じ10%でも50m²の収納量では一般的な暮らしの収納量としては不足ですし、200m²では、間に合うからです。

モノには①持ち主が明確なものと、掃除機など②家族全員で使う暮らしの道具などのモノに分かれますが、これらが意外と片づきにくいものです。

そこで②の収納量の目安をあげてみましょう。
それは幅1500・奥行き450・高さ1800と考えます。
この収納容積がリビングまたはその近くにあると、使ってもすぐ戻せるので片づいた状態をキープしやすくなります。量・質ともに使いやすい収納のひとつということになります。

【写真参照】
リビングにある暮らしの道具収納
リビングで使いたいアイロンや常備薬などをリビングに収納。量・質ともにひと目でわかり、出し入れしやすい収納の例。
 
困った時は収納のプロがいる

良い収納の量・質ともに、家を建てる時ならベストに、マンションや建売でも、引越しする前に収納計画をしっかりしておけばベターにすることができ、「いつでも人をお呼びできる住まい」も、夢ではありません。

しかし、自分ではわからない、または決めかねるということも少なくありません。

そんな時、お役に立てればと考え、私のところでは新築・リフォームの収納設計セミナーを開設しています。


何度もやり直せない新築や購入。是非後悔のないものになさってください。


主な著書紹介
どこに何があるか、すぐわかる収納術
大和書房
整理・収納の法則
三笠書房
収納の法則
PHP研究所
もう片づけで疲れない収納法
集英社
パーフェクト収納のコツ
日本放送出版協会
ガラクタを捨てて、スッキリ暮らす
大和書房
「捨てる!」快適生活
三笠書房
クイック収納術
PHP研究所

バックナンバー
第1回 収納は入居前から
第2回 収納は多ければ、良い収納?
第3回 散らかりやすい住まいの原因を知る
第4回 「収納指数」で分かる良い収納、悪い収納
第5回 「置き場所」は平面図で決める
第6回 ラクラク収納は「正面図」で決まる
第7回 玄関をスッキリさせる
第8回 キッチンの整理収納
第9回 キッチンの整理収納2
第10回 冷蔵庫の整理収納
第11回 リビングの整理収納
最終回 リビングをいつもすっきりさせるツボ

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
■プロフィール
1949年生まれ。システムキッチンや収納家具の設計開発と生活者の立場から、日本で始めて収納の考え方と実行方法を「整理収納学」として体系化する。
1990年、日本初の整理収納コンサルタントの会社「有限会社ゆとり工房」を設立。
自分では片づけられない住宅やオフイスに訪問して、収納相談を行なう収納の家庭教師を「収納カウンセリング」として始める。
新築やリフォームの収納設計、雑誌、テレビ(おしゃれ工房など)、講演、収納商品の企画、など整理収納に関わる全般の仕事を行なっている。 
「整理収納学講座」「生活の書類セミナー」「衣類収納セミナー」を定期的に開催。
「収納カウンセラー」の養成も始める。
※「収納カウンセラー」「収納指数」はゆとり工房で商標登録
ゆとり工房のホームページはこちら

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