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不動産投資の楽待

“収納力”から住宅を選ぶ方法

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
住み替えは、片づけやすい家にする絶好のチャンス。
そのチャンスを活かすため、収納力から住宅を選ぶ方法を、日本初の整理収納コンサルタント会社「ゆとり工房」代表、収納カウンセラーの飯田氏がお伝えします。
第6回 ラクラク収納は「正面図」で決まる
公開日 2009/8/21
置き場所は、「平面図」(変更後平面図)の段階で決めれば、使いたいモノが使う場所にあることに。そのことを5回目でお話しました。

今回は、前回決めた平面図の収納場所を正面から見るとどうなっているのかを見てみましょう。
 
出し入れしやすい収納とは?
それはアクション数が少ないことです。
毎日使うモノは1アクション以内の収納にすることを目標にします。

基本的には次の三つの形の家具に収納すると1アクションが可能です。
①棚 ②引き出し ③ハンガーパイプ・フック
 
平面図の部分を正面図でみると
間取り図のなかの(A)は、後ろの部屋のクローゼットと和室の押入れをひとつの空間に設計変更して、吊るす服とふとんを収納できるようにしました。その写真が【A】です。
ふとんは床に直接置かないようにふとんラックに載せます。
襖を引くという1アクションで服もふとんも取り出せます。





間取り図の(B)は、吊るす以外の衣類をシステム家具に収納します(写真【B】)。
セーターやシャツは棚に、ほか下着や靴下など小さいモノは引き出しに収納。どちらも1アクショ収納です。

このように衣類は全て1アクション収納にして、もう衣替えをしないようにすると、季節の変わり目でも、どの服もすぐ取れるので有効活用することができます。

私は地球温暖化などもあるのか、気候が安定しなくなった今では、衣替えはもうしない方向で衣類収納を考えるべきだと思います。それには衣類も少数精鋭主義で行きましょう。





間取り図の(C)は家事に必要な生活道具を、家族皆がひと目でわかるように収納。その方法は、とにかく棚の高さや枚数を自由にできる、棚収納にすることです(写真【C】)。
棚収納の奥行きを、入れるモノ様ざまなサイズに合わせられるといいのですが、そんなに奥行き違いの棚をあちらこちらに用意できません。その場合は、「大は小を兼ねる」、で写真のように(写真の奥行きは60cm)グッズを足して使えば、最大2アクションで出し入れできるようになります。

そのグッズとは次の4種です。
①フタのないボックス・・・フタがあると、出し入れの手間が増えます。
②スタンド・・・紙袋など立てて倒れやすい物を支えます。
③引き出し・・・常備薬など、細かいものをひと並べにする場合に使います。
④スタッキングトレー・・・プリンター用紙など数種の平たいモノを重ねずに収納できます。





間取り図の(D)はオーディオ関係です。置きたいスピーカーや機器の数とサイズなどを確認して家具を決めます(写真【D】)。
CDやDVDは浅い奥行きの棚がベストですが、棚を置く場所がない場合は、引き出しを用意します。
引き出しがない場合はボックスにタイトルを上にして入れれば、引き出しと同じようにして使えます。



以上、平面図で記したところの正面図と実際の写真を見ていただきました。
 
収納を決めるまでのまとめ

収納は暮らしやすさを支えるベースです。家を新しくする時の“収納力”を高めるポイントをまとめると
①まず引越し前に不要な物を処分
②部屋の使用目的(誰が何に使う)を明確にして、その人が使うモノを確認。
③必要なモノ(個人と皆が使うモノ)をどこに入れるか、を平面図で決める。
④平面図で用意した収納の具体的な形やサイズを決めて家具を用意。
⑤新居にお引越し  

となります。

これまで見ていただいたように、収納はそう単純、カンタンではありません。しかし、今までの記事を参考に前以て準備すれば、入居してから「使いにくい」という失敗がありません。

建売やマンションへの引越し、新築時の設計で、自分では計画が難しいという場合は、今では私たちのような収納の専門家に相談する道もあるので、「住んでから何とかなる」とタカをくくらず、しっかり計画して、是非快適な暮らしを手に入れていただきたいと思います。
その一助になれば幸いです。


主な著書紹介
どこに何があるか、すぐわかる収納術
大和書房
整理・収納の法則
三笠書房
収納の法則
PHP研究所
もう片づけで疲れない収納法
集英社
パーフェクト収納のコツ
日本放送出版協会
ガラクタを捨てて、スッキリ暮らす
大和書房
「捨てる!」快適生活
三笠書房
クイック収納術
PHP研究所

バックナンバー
第1回 収納は入居前から
第2回 収納は多ければ、良い収納?
第3回 散らかりやすい住まいの原因を知る
第4回 「収納指数」で分かる良い収納、悪い収納
第5回 「置き場所」は平面図で決める
第6回 ラクラク収納は「正面図」で決まる
第7回 玄関をスッキリさせる
第8回 キッチンの整理収納
第9回 キッチンの整理収納2
第10回 冷蔵庫の整理収納
第11回 リビングの整理収納
最終回 リビングをいつもすっきりさせるツボ

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
■プロフィール
1949年生まれ。システムキッチンや収納家具の設計開発と生活者の立場から、日本で始めて収納の考え方と実行方法を「整理収納学」として体系化する。
1990年、日本初の整理収納コンサルタントの会社「有限会社ゆとり工房」を設立。
自分では片づけられない住宅やオフイスに訪問して、収納相談を行なう収納の家庭教師を「収納カウンセリング」として始める。
新築やリフォームの収納設計、雑誌、テレビ(おしゃれ工房など)、講演、収納商品の企画、など整理収納に関わる全般の仕事を行なっている。 
「整理収納学講座」「生活の書類セミナー」「衣類収納セミナー」を定期的に開催。
「収納カウンセラー」の養成も始める。
※「収納カウンセラー」「収納指数」はゆとり工房で商標登録
ゆとり工房のホームページはこちら

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