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不動産投資の楽待

“収納力”から住宅を選ぶ方法

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
住み替えは、片づけやすい家にする絶好のチャンス。
そのチャンスを活かすため、収納力から住宅を選ぶ方法を、日本初の整理収納コンサルタント会社「ゆとり工房」代表、収納カウンセラーの飯田氏がお伝えします。
第9回 キッチンの整理収納2
公開日 2009/12/14
収納カウンセリングでお客様の家に伺うと、フライパンをシンク下に入れたり、油をコンロから離れた場所に置いたりなど意外な場所に置き、ムダな動きをしているケースをよく見かけます。

そこで今回は、すでに設置されているシンク周りやコンロ周りに何を入れればいいのか、そのルールをお伝えしましょう。ルールがわかると、スムーズに調理ができるようになりますよ。

シンク周りに何入れる?
シンクの前に立って作業する時使いたいモノ、それが答えです。それはいずれも水を使うので、「水がらみの道具」、と覚えておきましょう。
作業の順に使う道具を挙げていきます。

<材料を洗う>たわし、ボール、ザル、調理トレーなど。<切る・きざむ・剥く>まな板、包丁、皮むき、はさみ、おろし金など。
<調理・仕込む>鍋類。<洗い物>洗剤やスポンジなど。(A)

(A)毎回使わない洗剤やブラシなどはシンク下に 扉裏もフックを付けて利用


以上のモノをシンク前からすぐ取れる場所に配置します。この範囲、背が高い人は、腕も長いので広くなり、吊戸棚の上も使いやすい収納となりますね。

主な収納のシンク下には、シンク下専用棚を使えば、重ねずに収納できます。鍋はフタをしたまま収納することも可能になり、出し入れがよりラクになります。(B)

(B)シンク下に 専用棚を設置して重ねずに

乾燥しきっていないまな板を、シンク下に入れたくない場合は、洗いものが終わった時点で、コンロ前など、リビングダイニングなどから目に付きにくい位置に立てかけましょう。

細かい調理道具入れがありますか?
すでに挙げた皮むき、おろし金、はさみなど細々として調理道具の収納は、シンクとコンロの間の「引き出し」にいれるのがベスト。(C) しかし、最近困ったことが・・・。

(C)細かい調理道具は、仕切りのある引き出しに


従来のスペースのキッチンで食器洗い乾燥機を組み込むケースが多く、その結果引き出しのキャビネットの場所がなくなってしまうのです。

その場合の対策としては、シンクの前から一番近い位置に食器棚を置くとすれば、それに引き出しがあるタイプのものを選び、そこに入れるようにします。

つまり、食器棚ひとつ選ぶにしても、キッチン全体をトータルとして決めていかなければなりません。前回の記事も参考になさってください。

これから、新築でキッチン設計をする、またマンションを購入する方は、食器用フキン、砂糖やスパイスなどの調味料、まな板、食器洗剤などの収納場所を必ず確認しましょう。

「そんな些細なこと、あとからどうにでもなるわ〜」と思わないで下さい。なりませんから・・・。

前回も少し触れましたが、広々として素敵なオープンのキッチンでは、このように確認しなければならない物が多くあります。

コンロ周りと調理台まわりに何入れる?
その前に立って使いたい道具を考えれば答えが出ます。つまり「火がらみの道具」。
ここに置くものは特にサッと出したいもの、フライパン類、液体や粉の調味料、スパイス、お玉や菜ばしなどです。

例えばチャーハンを作る時、中華なべを直接コンロにかける、材料を入れる、フライ返しを手に取る、塩コショウなどの調味料を片手で入れるなどコンロ前に立ったまま、手元は茶道のお点前のごとく、無駄な動きがなく、流れるように出し入れできればそれが良い収納です。

菜ばしお玉は立てるのがベスト。立てにくいものは吊るします。(D)

(D)菜ばしやお玉などは立てるのがベスト 立てにくい形は吊るす


フライパン類は、重ならないように、フライパンラックを使うとラクに取れます。
液体調味料は、コンロ下が扉タイプの場合は、液だれもすぐ掃除できるように、アクリル板を敷き、そこに置くだけにします。ボックスなどに入れるとかえって出し入れが面倒になるからです。(E)

(E)コンロ下 フライパンラックにフライパンを


砂糖などの粉調味料は、吊戸棚やカウンターに調味料ラックを置きます。深い引き出しがあれば、そこでもいいでしょう。

写真(F)はマンションのキッチンで、吊戸扉を外し、砂糖など粉の調味料を0アクション収納にした例です。使ったあと、すぐ戻せます。

(F)粉の調味料を吊戸棚の扉を外して1アクションに

要らないモノを捨てよう
ルールもわかり、イザ使いやすい位置に移動したいと思っても、モノが多すぎて手が出ないことが多いと思います。だからこそ、まず要らないモノを処分するのです。
要らないモノを判断しにくい場合は、使っているモノを一旦取り出し、残ったモノを箱などに入れます。
そして使っているものを戻す方法をとってみてください。
とにかく収納は、要らないモノを仕分けする作業が最初です。

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バックナンバー
第1回 収納は入居前から
第2回 収納は多ければ、良い収納?
第3回 散らかりやすい住まいの原因を知る
第4回 「収納指数」で分かる良い収納、悪い収納
第5回 「置き場所」は平面図で決める
第6回 ラクラク収納は「正面図」で決まる
第7回 玄関をスッキリさせる
第8回 キッチンの整理収納
第9回 キッチンの整理収納2
第10回 冷蔵庫の整理収納
第11回 リビングの整理収納
最終回 リビングをいつもすっきりさせるツボ

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
■プロフィール
1949年生まれ。システムキッチンや収納家具の設計開発と生活者の立場から、日本で始めて収納の考え方と実行方法を「整理収納学」として体系化する。
1990年、日本初の整理収納コンサルタントの会社「有限会社ゆとり工房」を設立。
自分では片づけられない住宅やオフイスに訪問して、収納相談を行なう収納の家庭教師を「収納カウンセリング」として始める。
新築やリフォームの収納設計、雑誌、テレビ(おしゃれ工房など)、講演、収納商品の企画、など整理収納に関わる全般の仕事を行なっている。 
「整理収納学講座」「生活の書類セミナー」「衣類収納セミナー」を定期的に開催。
「収納カウンセラー」の養成も始める。
※「収納カウンセラー」「収納指数」はゆとり工房で商標登録
ゆとり工房のホームページはこちら

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