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不動産投資の楽待

“収納力”から住宅を選ぶ方法

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
住み替えは、片づけやすい家にする絶好のチャンス。
そのチャンスを活かすため、収納力から住宅を選ぶ方法を、日本初の整理収納コンサルタント会社「ゆとり工房」代表、収納カウンセラーの飯田氏がお伝えします。
最終回 リビングをいつもすっきりさせるツボ
公開日 2010/3/30
前回はダイニングテーブル周りをすっきりさせる方法をお伝えしました。
今回は、リビングでもう一箇所、「スッキリ!」を保てるツボをお伝えしましょう。

それはリビングに生活の道具を入れるまとまった収納を用意することです。

リビングには行動の数だけ道具が集まる
リビングは、どのご家庭でも一番ちらかりやすい部屋ではないでしょうか。その理由は、家の中で一番居心地が良いので、誰もがいろいろなことをするからです。

例えば、親戚に何かを送ろうとする時、荷造りはどこで行ないますか?たとえ廊下の物入れに荷造り用品があったとしても、廊下では狭くて暗く、やる気がしません。

それだけでなく温度が問題です。冬は寒く夏は暑ければ、やはりリビングで行いたくなります。
そうするとガムテープやひも、はさみなどがリビングに登場します。
また、ショッピングから帰ってきた時のことを想像してみましょう。

買った物を袋などから出して楽しむのはどこですか?リビングですよね。そこで、また紙袋が発生します。
このように、リビングで行なう行動の種類が多いほど、リビングにモノが集まることになります。だからこそ、リビングにはまとまった収納場所が必要なのです。

暮らしの道具収納
ではリビングにどのようなモノがあると便利なのでしょうか?一般的なものの例を挙げて見ましょう。
まず先ほどの荷造り用品、紙袋や包装紙、家庭などでは使用頻度が少ないけれど必要なパンチやセロテープ、パソコンの消耗品や筆記用具の買い置きなど事務用品的な物、掃除道具、常備薬、裁縫道具など。
自分や家族の行動を考えると何があれば便利なのか自ずと答えがでてきます。
この「暮らしの道具収納」、新築の場合は、設計の時意識してリビング内に設けるようにしたいものです。
マンションや賃貸の場合は、家具をレイアウトする時、<写真A>のような「暮らしの道具収納」の家具を置く壁面を確保すればいいのです。

<写真A>マンションや賃貸は置き家具で
飯田久恵開発置き家具の「暮らしの道具収納棚」通販生活ネットで販売
扉の中にはボックスがセットされている


さて、それらをどのようにして入れればいいのでしょうか?一番良い方法は<写真B>のようにやはり棚を使うことです。扉を開けると必要なモノが見渡せるので、家族のだれもが、何がどこにあるのかがわかります。前記の分類したモノを、棚やボックス、引き出し、スタンドなどを使えば、ラクに出し入れできます。

<写真B>設計の段階で設けたリビング内にある造り付けの暮らしの道具収納
矢印のゆとりは大切!

①ボックスを使う
例えば荷造り道具、ガムテープやヒモなど、行動別に必要なものがバラバラなサイズの場合、ボックスに入れてまとめます。中身が見えないフタは当然ながら無用です。

また棚と棚の間隔にはゆとりを持たせましょう(写真B矢印参照)。それは扉を開けただけで、中身が見えるようにするためです。

「ラベルを貼れば、その必要がないのに」と思うかもしれませんが、ラベルを読む、それを脳に伝える、意識しないエネルギーが使われるため、出し入れが億劫になってしまいます。

そうは言っても、実はラベルは必要。家族全員が出し入れすることになれば、きちんと戻さない人も出てきます。それを防ぐために、ラベルをつけることも怠らないようにしましょう。

②スタンドは倒れやすいものに使う
紙袋や包装紙は「我が家に必要な分量はこれだけ」とスペースを決めましょう。
それからはみ出した分は処分します。その前に過剰包装を断れば、処分の必要もなくごみも減らせます。
包装紙は、埋もれてどこにあるのかわからなくなるので、クリアーホルダーに挟んで入れると出し入れがラクにできます<写真C>

<写真C>紙袋はスペースを決め、スタンドを使って立てて収納すれば、大小もわかりやすい

③引き出しは細かい物に使う
常備薬や裁縫道具などは引き出しに。中はきちっと仕切って重ねないのが原則です。
立てて一番背の高いモノにあわせた引き出しを選びます。
我が家では、湿布薬を立てて収納するために、湿布薬の高さの引き出しに買い替えました。重ならないので出し入れしやすくなります。

また、薬は購入した時に入っていた箱のふたの部分をカットしてその箱に入れれば、それが仕切りになります<写真D>。裁縫道具は糸や針、細かいものばかりなので、浅い引き出しを使います。

<写真D>常備薬は引き出しに
購入時に入っていた箱を捨てずに、上の部分をカットして入れれば、指定席ができる

生活の道具は、サイズや形などが様ざまなので、扉で隠さないとリビングがすっきりしません。しかし今挙げた①ボックス、②スタンド、③引き出しの3種を使えば、扉があっても最大2アクションで出し入れできます。しかし、こう考える方はいませんか?
「引き出しなら全て1アクションなのに」と。
そう思いますよね、でも引き出しは、同じ場所に三杯以上あると、どの引き出しに何が入っているのか迷ってしまいます。その点、写真のような棚は、一度開けるだけで大半が見えるので、迷わずに出し入れできるのです。
だから、ベストな方法なのです。

(終)

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バックナンバー
第1回 収納は入居前から
第2回 収納は多ければ、良い収納?
第3回 散らかりやすい住まいの原因を知る
第4回 「収納指数」で分かる良い収納、悪い収納
第5回 「置き場所」は平面図で決める
第6回 ラクラク収納は「正面図」で決まる
第7回 玄関をスッキリさせる
第8回 キッチンの整理収納
第9回 キッチンの整理収納2
第10回 冷蔵庫の整理収納
第11回 リビングの整理収納
最終回 リビングをいつもすっきりさせるツボ

飯田 久恵 飯田 久恵(いいだ ひさえ)
■プロフィール
1949年生まれ。システムキッチンや収納家具の設計開発と生活者の立場から、日本で始めて収納の考え方と実行方法を「整理収納学」として体系化する。
1990年、日本初の整理収納コンサルタントの会社「有限会社ゆとり工房」を設立。
自分では片づけられない住宅やオフイスに訪問して、収納相談を行なう収納の家庭教師を「収納カウンセリング」として始める。
新築やリフォームの収納設計、雑誌、テレビ(おしゃれ工房など)、講演、収納商品の企画、など整理収納に関わる全般の仕事を行なっている。 
「整理収納学講座」「生活の書類セミナー」「衣類収納セミナー」を定期的に開催。
「収納カウンセラー」の養成も始める。
※「収納カウンセラー」「収納指数」はゆとり工房で商標登録
ゆとり工房のホームページはこちら

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