間取りドクターサヤの“明るい間取り計画" - 住宅の楽待(らくまち)

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間取りドクターサヤの“明るい間取り計画"

“間取りドクターサヤ" 中田 早耶(なかた さや)
東京大学大学院で住宅・都市解析を学んだ才媛
自称“間取りドクター"サヤが
間取りを通して見えてくる家族と住宅の関係を紐解きます。
第3回 新婚さん、これから結婚する人のためのマンション選び(3)
公開日 2010/9/02

前回は、夫婦二人のうちいずれかが家事に専念していたり、在宅の仕事をしたりしていて家にいる場合の間取りについて解説しましたが、今回は夫婦揃って外で仕事をしている場合の間取りについて押さえておきたいポイントとライフスタイル別に3パターンの間取りを用意しましたので、その間取りについて解説していきます。

前回と同じく専有面積は約70uで、スタンダードな長方形の間取りにしましたので、実際の物件を検討する際に比較しやすいかと思います。

今回の間取りは「プライベートスペース(個室)」と「パブリックスペース(LDK)」の広さのバランスがマンションでは水回りの配置によって変わってくることを理解して頂こうと思い、水回りの配置を3パターン用意しました。

前回と同じく構造の柱、収納、家具については細かく描いてありませんので、実際の物件を検討するときはそういったところもしっかりチェックしてくださいね。


まず押さえておきたいポイント

週の大半は仕事で外に出ている二人。
新婚生活で一番重荷になるのは家事だと思います。家事動線は短い間取りを選びたいですね。
例えばダイニング・キッチン・洗面所の動線が短いと一番忙しい朝の貴重な時間が数分でも短縮することができます。
キッチンから直接洗面所に入れる間取りが最近は人気なようですが、直接でなくとも近くにあるだけで随分楽だと思います。
二人とも外で仕事がある場合、ライフスタイルを分けるのは一緒にいる時間を主にどう過ごすかということです。
家に帰ったら仕事のことは忘れて二人でいる時間が長いというカップルもいれば、仕事を持ち帰って家でもやることが多かったり、あるいはそれぞれの趣味に没頭したりと色々なライフスタイルをもったカップルがいると思います。
お互いにとって心地よい距離感、一緒にいる時間、一人でいる時間はどれくらいかということを話し合っておきましょう。
また、前回と同様に新婚ならではの悩みに子供部屋をどの程度予定しておくか、ということがあると思います。

それではライフスタイル別に3つの間取りを解説していきます。
共通点は家事動線がなるべく短くなるようキッチンと洗面所・脱衣室を隣に配置したことと、洗面台が広めということです。朝の時間帯に二人が身支度する際には広い方がいいですね。


プライベートスペースとパブリックスペースのバランスがとれた標準タイプ

スタンダードな2LDKの間取りです。水回りが真ん中に配置されていて、「プライベートスペース」と「パブリックスペース」のバランスが同じくらいになっています。
6帖の洋室が夫婦の寝室で大型のクローゼットが配置されていますが、手持ちの収納家具があれば普通サイズのクローゼットでも十分だと思います。

4.5帖の部屋は趣味あるいは仕事部屋として使えます。 子供が出来たら4.5帖の洋室は子供部屋に転用できるので「夫婦+子供一人」にちょうどいい間取りです。
個室はLDKの右側にもとることができますので、子供の数によっては個室を足すこともできます。

夫婦で一緒にいる時間は主にLDKで過ごすけれども、1人になれるスペースも余裕があれば欲しいというライフスタイルの夫婦に向いたタイプの間取りです。

前半  後半

バックナンバー
第1回 新婚さん、これから結婚する人のためのマンション選び(1)
第2回 新婚さん、これから結婚する人のためのマンション選び(2)
第3回 新婚さん、これから結婚する人のためのマンション選び(3)
第4回 子育て期の家族のための間取りのポイント
第5回 乳幼児期の子供のいる家族のためのマンションの間取り
第6回 2人目が産まれた家族のためのマンションの間取り
第7回 子供が小学校に入る前の家族のためのマイホーム選び 「マンションvs戸建て」編
第8回 子供が小学校に入る前の家族のためのマイホーム選び「勉強する間取り」編
第9回 マイホームで忘れがちな「お父さん」「お母さん」の居場所を作ろう
第10回 マイホームの間取りの収納チェックポイント
第11回 家族が自然とコミュニケーションがとれる間取りのコツ
最終回 物件選びに役立つ間取りの見かた5か条 

“間取りドクターサヤ" 中田 早耶(なかた さや)
■プロフィール
間取り図で博士号をとった、自称「間取りドクター」

人が主役の住まいをサポート「CASA SAYA(カーサ・サヤ)」代表。
業務内容は間取り相談・住まいカウンセリングなど。

京都工芸繊維大学にて建築設計を学び、
東京大学大学院にて修士・博士号取得。

日本学術振興会特別研究員を経て、
現在客員研究員として東京大学に在籍。

専門は住環境、住宅・都市解析。
建築学会、都市住宅学会所属。

■WEB
人が主役の住まいをサポート「CASA SAYA(カーサ・サヤ)」
ブログ「間取りドクターサヤのアラウンド間取り図

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