働く女性のためのマンション購入 - 住宅ナビ

不動産投資の楽待

働く女性のためのマンション購入

大久保 恭子 大久保 恭子(おおくぼ きょうこ)
「住宅情報」の元編集長で、現在は「マンション評価ナビ」を運営している大久保恭子氏が、ライフプランの様々な側面を通して、働く女性のためのマンション購入のポイントを、女性ならではの視点で語ります。
第4回 不動産会社の営業マンに軽く見られない方法
公開日 2010/5/27
ひとりでは、現地見学時のやり取りの場面で、「軽くみられそう」と不安がる女性がいます。
そこで、不動産会社の営業マンと上手に付き合う方法を3つご紹介しましょう。

人は見た目がすべて
ある有名なスタイリストの話です。彼女は、午前中だけの撮影の仕事の後や、撮影用の衣装集めの合間をぬって、最初のうちは、シャツ、パンツ、木綿のうわっぱり風ジャケット姿で、不動産会社の営業マンに会い、物件を見せてもらっていました。自分より若い営業マンにもかかわらず、彼女に接する態度が、どこかぞんざいなのに気づいたそうです。
女の一人住まい、パーマもかけないストレートな髪、お化粧っけのない丸顔、これだけの条件に加えて、木綿のパンツにうわっぱりでは、営業マンから相応の扱いを受けるのは無理、甘く見られてもしかたがない、と思ったそうです。

そこで、次回からは服装を改めました。物件を契約するまでの間、濃紺のテーラードスーツとグレーのカーディガンスーツを交互に着ることにしたそうです。ただ、それだけのことで、ヘアスタイルもメイクも前のままなのに、営業マンの態度がガラリと慇懃な物腰に変わってしまったそうです。
人間は外見じゃない、と頑張っても、本当に人間的な貫禄が身につくまでは、やっぱり、衣装のお世話にならなければ、と痛感したそうです。

どうぞ、あなたも現地見学などで、営業マンと接する際は、ある程度の勝負服でおでかけください。
また、衣装も大事ですが、そこに中身が加われば、その分そこはかとない自信からにじみ出てくる迫力が、外見にも表れるものです。そこで、マンションを買う女性として、自信につながる、ちょっとした知識をインプットさせていただきます。

相手の手のうちを知る
「この人は分っている」と相手に一目おかせる点があると、営業マンはあなたを軽く見たりはしません。担当営業マンが所属する業界の構造や、会社の特徴を知っておくことで、「不動産屋の手の内を知っている顧客」と相手に思わせることができれば、効果的です。ここでは、主に中古マンションを探すことを前提に、不動産仲介の業界や会社についてご説明しましょう。

不動産仲介の業界には、4つの団体があり、一般の仲介会社はいずれかの団体に属しています。
中小業者団体として1.全国宅地建物取引業協会 2.全日本不動産協会があります。中堅業者団体として3.日本住宅建設産業協会連合会、大手業者団体として4.不動産流通経営協会があります。

1、2に所属している不動産仲介会社は、駅前不動産屋さんのように、特定の地域で長く営業している会社が多く、不動産に限らず様々な地域生活情報に精通していることが考えられます。検討しているエリアにどんな人が多く住んでいるか、どこのスーパーの食料品が新鮮で安いとか、小さいながらも地元に深く根ざした営業活動から得られる情報が強みです。

また、4に所属している会社は、多数の支店を構える会社が多く、自社のネットワークを活用した情報提供や遠隔地での取引に強みを発揮することが考えられます。マクロ的に市場動向を捉えるアンテナを持っているため、検討しているエリアの相場が他と比べて高い・低い、とかシングル向き物件が多い・少ないなど、広い視野からの情報提供が強みです。

3に所属している会社は、1、2と4の中間といったところでしょうか。
最近はレインズという4団体共通の物件情報共有システムがあり、A社が持っている売り物件情報をこのシステムに登録すれば、B社が買い手を見つけて仲介するという仕組みが確立しました。そのおかげで、中小業者と大手業者の情報力の格差は多少ちぢまってきたといわれています。ただし、どの業者も売り依頼(一般媒介)を受けると、まずはレインズに登録せず、自社で顧客を探します。1〜2カ月の間に買い手がつかなければ、そこではじめて登録するという手順をふみますので、共有される段階にいたった売り物件情報は、すぐには買い手のつかなかった不人気?物件と見ることもできます。
前半  後半

バックナンバー
第1回 マンションを買えば、老後は安心か?
第2回 働く女性の買い時はいつ?
第3回 将来結婚、出産しても大丈夫なマンションは「立地」が決め手
第4回 不動産会社の営業マンに軽く見られない方法
第5回 一度の見学ですべてが分る現地チェックの方法
第6回 働く女性に向くマンション(1) 都心VS郊外
第7回 働く女性に向くマンションはどちら?(2) 大規模VS小規模
第8回  働く女性に向くのは何階?  高層VS低層
第9回 大震災を機に考える「安全・安心に暮らせるマンションとは」
第10回 新築VS中古!? マンションは築年数で見分けよう!
第11回 片付く立地選びのチェックポイント

大久保 恭子 大久保 恭子(おおくぼ きょうこ)
■プロフィール
1979年 リクルート入社
1987〜1999年 週刊住宅情報編集長
2000年 執行役員住宅情報事業担当
2003年 日立キャピタルに転職し、マーケティング担当事務役員
2005年 風 取締役社長
2007年 マンションのポータルサイト マンション評価ナビをOPEN

マンション・一戸建てのマーケティング・商品開発、コンサルテーション等を行う。国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会委員、都市再生機構経営基本問題懇談会家賃部会委員等の公務歴あり。

■WEB
マンション評価ナビ
私基準のマンション選び
都心のマンションに住む

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