働く女性のためのマンション購入 - 住宅ナビ

不動産投資の楽待
マンション評価ナビ「大久保恭子」の働く女性のためのマンション購入
公開日 2010/12/22

働く女性に向くマンション(1) 都心VS郊外
性格や価値観の違いによって、自分と相性の良い人、そうでない人があるように、マンションも自分に合うタイプ、そうでないタイプがあります。
タイプごとの特徴を知っておくと、自分にあったマンションを迷うことなく、絞り込むことができます。
そこで今回から3回連載で、あなたに向くマンションタイプの見分け方についてご説明します。

マンションのタイプは立地、規模、階数で決まる

マンションのタイプはまず、立地で大別されます。(図1参照)
一つの目安としてあげると、山手線から乗車時間20分以内の都心型と20分超40分以内の郊外型の2タイプです。

もう少し細かく区分するとそこに準都心、準郊外が加わりますが、ここでは違いが分るように2タイプとします。

この違いがマンションのタイプの最も大きな差異になります。

まず、土地の価格が異なります(建築コストはどこに建てても基本的には同じ)ので、マンション販売価格はおおざっぱにいえば、都市型100に対して郊外型60程度というように、その差は大きく出ます。

また、居住者層も、一人・二人世帯中心の都心型に対して郊外型は3、4人のファミリー中心になりますから、住む人に合わせて間取り、設備、共用施設の内容も大きく異なります。

働く女性は、結婚、出産などのライフステージの大きな変化に伴い、買ったマンションに住めなくなる可能性があることも、視野に入れておく必要があります。将来の売りやすさ、買いやすさを考えると、中古の取引が活発=需要が多い都心型のほうが、安心といえるでしょう。

この都心、郊外の2タイプに対してマンションの規模が更に2タイプに枝分かれします。
総戸数100戸以上の大規模と30戸未満程度の小規模です。もう少し細かく区分するとそこに30戸以上100戸未満の中規模が加わりますが、こちらも違いが明確に分るように2タイプにしておきます。

大きい、小さい、の違いは敷地計画や共用施設などのインフラの充実度に違いが顕著に現れます。
大きければ敷地内に公園や遊び場が設けられ、住民専用のプレイルームやアスレチック施設、ゲストルームなどの共用施設も多彩です(ただしゲストルーム以外は、実際にはあまり使われない施設が多いようです)。半面小さければシンプルという傾向が見られます。

また、居室内のキッチンや洗面台、お風呂など水回りを中心に最先端の設備を多数の住戸分まとめ買いができる大規模のほうが、コストアップを抑え込むことができるので、同じ設備水準だとしたら、小規模のほうが、価格は高くなってしまいます。

昨今は極力価格を抑え気味にしますので、小規模のほうが、設備はシンプルになりがちです。
住んでからの管理費なども大規模のほうが、多数で負担するため、コストは低く抑えることができます。

物理的には規模のメリットが勝りますが、半面、居住者のコミュニティの形成や、顔が見える分、隣近所の方々同士、たがいに心を配った人間的で良識的な暮らしができるコミュニティ、といった精神的なメリットは小さいほうが行き届きます。

更にそこに階数が加わります。
11階以上の高層と4階以下の低層には居住性の面で、大きな違いがあります。高層には更に20階以上の超高層が枝分かれしますが、ここでの説明は高層の中に含めます。

眺望は圧倒的に高ければ高いほど良好ですが、外出のしやすさなど日常生活の利便性は、低層のほうが、高いでしょう。

このように、マンションは立地、規模、階数の違いにより住み心地、ひいては、将来にわたる資産価値にも大きな違いが出てきます。

それでは今回は、
都心VS郊外のそれぞれの特徴や違いについて詳しくみていくことにしましょう。

後編

バックナンバー
第1回 マンションを買えば、老後は安心か?
第2回 働く女性の買い時はいつ?
第3回 将来結婚、出産しても大丈夫なマンションは「立地」が決め手
第4回 不動産会社の営業マンに軽く見られない方法
第5回 一度の見学ですべてが分る現地チェックの方法
第6回 働く女性に向くマンション(1) 都心VS郊外
第7回 働く女性に向くマンションはどちら?(2) 大規模VS小規模
第8回  働く女性に向くのは何階?  高層VS低層
第9回 大震災を機に考える「安全・安心に暮らせるマンションとは」
第10回 新築VS中古!? マンションは築年数で見分けよう!
第11回 片付く立地選びのチェックポイント

大久保 恭子 大久保 恭子(おおくぼ きょうこ)
■プロフィール
1979年 リクルート入社
1987〜1999年 週刊住宅情報編集長
2000年 執行役員住宅情報事業担当
2003年 日立キャピタルに転職し、マーケティング担当事務役員
2005年 風 取締役社長
2007年 マンションのポータルサイト マンション評価ナビをOPEN

マンション・一戸建てのマーケティング・商品開発、コンサルテーション等を行う。国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会委員、都市再生機構経営基本問題懇談会家賃部会委員等の公務歴あり。

■WEB
マンション評価ナビ
私基準のマンション選び
都心のマンションに住む

大久保恭子氏の著書
大久保恭子氏の著書をご紹介します。
マンション選びは「立地」がすべて
お片づけは『家ロジ』で。
お片づけは『家ロジ』で。


講談社
誰でもできる"驚異のお片付け革命"完成!
物件数千軒を見てきた元「住宅情報」編集長が、その経験を生かして編み出した、誰でもできる"驚異の片付けシステム「家ロジ」! これは画期的お片付け革命!


「家ロジ」とは!?物流システム「ロジスティクス」をお片付けに応用した、まったく新しい「お片付け」術です!モノだらけの家は大ケガの元で危険です!これからは「家ロジ」でスッキリ・シンプルな暮らしが安全・安心なのです。

この本を購入する

マンション選びは「立地」がすべて
誰も教えてくれない「不動産屋」の始め方・儲け方
マンション選びは「立地」がすべて


河出書房新社
リクルート『住宅情報』元編集長が教える、
絶対後悔しない物件選びのコツ。


マンション選びは住むにも売るにも「立地」がすべて。その立地を、元「住宅情報」編集長が、12のタイプに分類し、シングルやファミリー、シニアといったライフステージ別に絶対後悔しない物件選びのコツを伝授する。

この本を購入する

複数社から届く査定額をじっくり比較検討する事が出来ます

東京・神奈川・横浜・川崎・埼玉・千葉の中古マンションや京都・大阪・愛知・兵庫の新築一戸建てをお探しの方へ、「住宅の楽待」は不動産情報提供サイトです。

Copyright(C)FirstLogic.Inc All Rights Reserved.