働く女性のためのマンション購入 - 住宅ナビ

不動産投資の楽待
マンション評価ナビ「大久保恭子」の働く女性のためのマンション購入
公開日 2011/3/01

第8回  働く女性に向くのは何階?  高層VS低層
前々回のコラムでは、都心型立地のほうが、働く女性向きとしましたので、まず、都心型立地のマンションのなかで、高層タイプのマンション、低層タイプのマンションのどちらが良いかについてお話しましょう。

ちなみに、低層タイプとは3階建て以下のマンション、高層タイプとは6階以上20階未満、超高層タイプは20階以上のマンションを指します。
因みに4,5階建ての中層タイプもありますが、中途半端なのでここでは触れません。

都心型立地なら高層マンションがお勧め

建物が密集する都心型マンションであれば、高層タイプのほうが、働く女性向きといえるでしょう。
高層タイプのマンションは駅周辺の便利なところ、幹線道路の傍など、駅から10分以内の徒歩圏の商業・近隣商業地域に建つ傾向にあります。

高層のなかでも超高層といわれるマンションは特に駅周辺に多く立地します。
通勤時間を少しでも短縮したい、働く女性にとっては、立地の面では高層、超高層タイプのマンションが向いているといえるでしょう。

一方、低層タイプのマンションは駅から徒歩10分超かかる、第一種住居専用地域の閑静な住宅地に建つことが多く、毎日の通勤にはちょっと不便です。
また、こうした低層タイプのマンションは、子育て中のファミリーに好まれることが多く、働く女性のなかでもとりえわけシングルにとっては、子供のいる家庭の生活パターンとは異なることもあり、あまりお勧めはできません。

 
高層タイプのマンションは、一般的には上の階ほど快適

それでは次に、高層、超高層タイプのマンションのなかでも、低層階、高層階で住み心地はどう違うかを見ていきましょう。
働く女性という条件からみて、高層階、低層階のどちらが良いかについては、科学的根拠に基づく回答はありません。

どちらかというと、向き・不向き、好き・嫌いといった個人的な生活スタイルによるところが大きいと考えます。

そこでまず、高さが違うと住み心地はどう変わるかを比較してみましょう。
マンションの価格は真ん中階、真ん中住戸を中心にして、上にいくほど高くなり、下にいくほど安くなります(ただし、1階が専用庭付きなどの付加価値がある場合は、高めに設定されます)。
この価格設定から分るように、居住性は低層より高層のほうが、以下の比較表が示すように、一般的には高いといえます。

眺望、騒音、日照・通風ともに、一般的には低層階より高層階のほうが、良好とされています(ただし、個別の物件の敷地の形状や建て方によって、一概に言えないところもあります)。

それなら、予算の許す限り高層階を選ぼうと考えるわけですが、現実にはそうもいかない実態があるのです。
不動産会社が考えるマンション1棟の住戸の割り振りは、条件の悪い北向きや低層階については、面積を狭くした低額住戸を多く配置し、条件の良い上層階は面積の広い、高額住戸を配置するという商品戦略なのです。

売りやすいところはなるべく高く売り、売りにくいところはなるべく安くするという考え方なわけです。
したがってシングルの働く女性が対象とする住戸は好む、好まざるは別として、必然的に低層階の中から選ばざるを得ないという現実があるのです。

眺望自慢のタワーマンションの最上階にはコンパクトな住戸がほとんど見られないのは、そうしたことによるものです。
とはいえ、低層階に比べ高層・超高層階はそんなに良いかといえば、今ひとつの点もそれなりにあるのです。

後編

バックナンバー
第1回 マンションを買えば、老後は安心か?
第2回 働く女性の買い時はいつ?
第3回 将来結婚、出産しても大丈夫なマンションは「立地」が決め手
第4回 不動産会社の営業マンに軽く見られない方法
第5回 一度の見学ですべてが分る現地チェックの方法
第6回 働く女性に向くマンション(1) 都心VS郊外
第7回 働く女性に向くマンションはどちら?(2) 大規模VS小規模
第8回  働く女性に向くのは何階?  高層VS低層
第9回 大震災を機に考える「安全・安心に暮らせるマンションとは」
第10回 新築VS中古!? マンションは築年数で見分けよう!
第11回 片付く立地選びのチェックポイント

大久保 恭子 大久保 恭子(おおくぼ きょうこ)
■プロフィール
1979年 リクルート入社
1987〜1999年 週刊住宅情報編集長
2000年 執行役員住宅情報事業担当
2003年 日立キャピタルに転職し、マーケティング担当事務役員
2005年 風 取締役社長
2007年 マンションのポータルサイト マンション評価ナビをOPEN

マンション・一戸建てのマーケティング・商品開発、コンサルテーション等を行う。国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会委員、都市再生機構経営基本問題懇談会家賃部会委員等の公務歴あり。

■WEB
マンション評価ナビ
私基準のマンション選び
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